(宮崎市)大島身体障害者授産所さんへ伺いました

2020年7月6日(月曜日)大島身体障害者授産所へ訪問しました。
入り口には。漆器っぽいカラーの看板。

ここは、はじめ生活保護授産所として誕生しました。
太平洋戦争中、強制疎開により、沖縄より移住された方の中に、琉球塗師が多くおり、琉球塗を広めたとされます。
宮崎漆器という名がついていますが、デザインは琉球の朱色、漆黒、輪島などの塗り物と違い、立体的です。
これは塗る作業というより、切り抜いて貼るといった感じです。堆錦(加飾)
現在は障がい種別を問わず利用可能ですが、2012年に身体障害者の新体系とし、生活介護と就労継続支援B型、入所施設を整えました。

身体障害者という名を施設に含むことは、そういった方が多数を占めるのかな?と考えましたが、そうではありません。
手先が器用でスポンジたわしをかぎ針で編む方、カードを分類し、並べ替える方、切り干し大根を選別して袋に詰める方。

手や足に不自由さがありますが、漆器づくりを行います。
作業にはいろいろな工程があります。
木型から形を切り出し、塗り、乾燥、塗り、乾燥。
そして、磨きます。
足のスイッチで機械を回し、片手でバランスをとりながら漆器を固定。
作業は20年を超えた方が多く、職人、伝統とともに歩んでこられた様子です。

漆器に細かい絵をつける作業。
絵の原料となる粘土を打つ作業。

皆が協力して初めて出来上がる作品です。
高級漆器のみならず、日常生活に使用する箸やお盆、名刺入れなど、多種多様です。

今後の事業所の課題は、   
伝統工芸の継承
在庫の解消です。

製品が売れなければ工賃にはつながりません。
でもその製品を、世の中が必要としなければ販路は皆無。

この場でできる、請負作業を増やしていくことこそ、私ができることかもしれません。

農福連携コーディネーター てら ともこ